カスタムブロック
10.2.0 以上で動作します
*.vue
ファイル内にカスタム言語ブロックを定義することが出来ます。カスタムブロックの内容は vue-loader
のオブジェクトで指定された loader によって処理され、次にコンポーネントモジュールによって要求されます。この設定は lang
属性の代わりにタグ名を使用する点をのぞいて高度な loader の設定に記載されたものと似ています。
もしカスタムブロックにマッチする loader を見つけたら、それは処理されます。でなければそのカスタムブロックは単に無視されます。加えて、見つかった loader が関数を返す場合は、その関数は *.vue
ファイルのコンポーネントをパラメータとして呼び出します。
単一ドキュメントファイルの例
全ての <docs>
カスタムブロックを一つのドキュメントファイルに展開する例を示します:
component.vue
<docs>
## これは example component です
</docs>
<template>
<h2 class="red">{{msg}}</h2>
</template>
<script>
export default {
data () {
return {
msg: 'Hello from Component A!'
}
}
}
</script>
<style>
comp-a h2 {
color: #f00;
}
</style>
webpack.config.js
var ExtractTextPlugin = require("extract-text-webpack-plugin")
module.exports = {
module: {
rules: [
{
test: /\.vue$/,
loader: 'vue-loader',
options: {
loaders: {
// 全ての <docs> の内容は raw text として展開されます
'docs': ExtractTextPlugin.extract('raw-loader'),
}
}
}
]
},
plugins: [
// 全ての docs は一つのファイルに出力されます
new ExtractTextPlugin('docs.md')
]
}
実行時に利用可能なドキュメント
11.3.0 以上で動作します
<docs>
カスタムブロックをコンポーネントに注入して実行時に利用できるようにする例です。
docs-loader.js
カスタムブロックコンテンツを注入するためには、カスタム loader が必要です:
module.exports = function (source, map) {
this.callback(null, 'module.exports = function(Component) {Component.options.__docs = ' +
JSON.stringify(source) +
'}', map)
}
webpack.config.js
次に、<docs>
カスタムブロック用のカスタム loader を使用するように webpack を設定します。
const docsLoader = require.resolve('./custom-loaders/docs-loader.js')
module.exports = {
module: {
rules: [
{
test: /\.vue$/,
loader: 'vue-loader',
options: {
loaders: {
'docs': docsLoader
}
}
}
]
}
}
component.vue
実行時にインポートされたコンポーネントの <docs>
ブロックの内容にアクセスできるようになりました。
<template>
<div>
<component-b />
<p>{{ docs }}</p>
</div>
</template>
<script>
import componentB from 'componentB';
export default = {
data () {
return {
docs: componentB.__docs
}
},
components: {componentB}
}
</script>